真理紅茶教室 永井真理先生

紅茶の先生になったきっかけは何ですか?

高校生のとき、ホームステイをしたカナダ人家庭にて、毎夕食後に家族皆で楽しむティータイム。お母さんの淹れてくれた紅茶と共に、手作りのお菓子と素敵なティーセットと一緒に家族皆でその日の出来事や色々な話をする、1日の中で一番好きな時間でした。その経験から紅茶=楽しい、となり、そんな幸せな気持ちにしてくれる紅茶に対して興味を持つようになり、深く学びたいと思い後々、紅茶教室に通うことに。

紅茶の魅力は?

Salon de Plaisir 真理紅茶教室

美味しい紅茶は人を幸せにしてくれます。そして香りは和み、寒いときは温めてくれます。気持ちの面以外でも、紅茶の持つ成分の効用として、カフェインによる覚醒効果の働き、疲労回復。そしてカテキンには血中コレステロールの上昇を抑制する作用があり、動脈硬化や心筋梗塞の予防などなど他にも多く予防医学として研究されています。茶はもともと中国では薬として珍重されてきたんですよ。

知識、技術を修得するまでに大変だったことは?

Salon de Plaisir 真理紅茶教室

サバランティースクールにてベーシック・マスターコースまでは「教わる側」として、毎回楽しい時間を過ごしていましたが、プロコースは「教える側」としても毎回緊張しながらのレッスンでした。紅茶を教えるといっても、「淹れ方」だけではありません。紅茶の産地や製造工程、紅茶の樹について、マナーや歴史、成分や効能、イギリスの紅茶文化について等、スクールで教わった知識だけでは限界があります。教室を始めるまでにどんなに勉強したことか(笑)。
そして紅茶の事だけでなくて、テーブルコーディネート、インテリア、部屋の装飾に花にと、生徒さんは色々な事に興味を持たれます。知識、技術以外にも常に学ぶことが多くあります。

生徒さんはどのような方が多いですか?

Salon de Plaisir 真理紅茶教室

年齢はさまざま、紅茶は学ぶのに年齢も経験も関係なく楽しめる分野だと思います。
そして私はまず最初に、教室にいらっしゃる皆さんに「どうして紅茶を学ぼうと思ったの?」とお聞きします。すると「紅茶が好きで美味しく淹れたいと思う。」と言われる方がほとんど。皆さんが、ご自分で・ご家庭で・お友達に・会社で・大切な誰かの為に、美味しい紅茶で喜ばせたいと思われて始められます。
そんな「おもてなし」の心を持った、素敵な女性ばかりです。

教室の雰囲気はどのような感じですか?

Salon de Plaisir 真理紅茶教室

教室の名前にもなっている「Plaisir」とは、フランス語で「喜び」「楽しみ」を意味する言葉。この言葉通り、毎回「楽しく学ぶ」を大切に教室作りをしています。初めてご参加される方も、一緒にテーブルを囲んで同じティーポットのお茶をいただくと、不思議な事に仲良くなってしまうんですよね。知識・技術はもちろんですが、豊かな暮らしのヒントになる事を願っています。

お休みの日は何をしていますか?

教室運営の他に平日は仕事を持っています。その為、限られた休日はとっても貴重な時間。朝からパワフルに動きます。半分の休日は家族の為に、そして半分は自分の為。「自分磨き」の為の投資も惜しみません(笑)。いつまでも、素敵な妻・母・先生・女性として内面も外面も磨き続けたいと思っています。

紅茶以外にこだわっているものはありますか?

Salon de Plaisir 真理紅茶教室

紅茶の講師をしていますが、実は日本文化が大好きです。ブランクはありますが、茶道のお稽古を始めたのは小学校2年生、煎茶道は大人になってからですが、15年近く続けています。紅茶よりも長く親しんでいます。これだけ長く続けてこれたのは、素晴らしい先生とお仲間に恵まれた事が大きいですが、それと同時に茶道・煎茶道を通して日本文化の深さ、素晴らしさを知った事。17世紀ヨーロッパの人達は東洋の神秘な文化に憧れ、お茶を飲むようになりました。紅茶を学び、日本文化について一層深い思いを持つようになりました。

これからの目標や先生の夢はありますか?

いつか、お茶文化を知る旅に出て世界中を巡りたいですね。紅茶に限らず、各国その土地土地に根付くお茶文化、お茶を巡る暮らし、人々との関わり方、歴史などを探求する旅をしたいと思っています。

生徒さんに伝えたいこと、期待していることは?

いつも皆さんからパワーを頂いています。自分が知らない事、気づかなかった事、紅茶に限らず多くのことを教えて頂いています。そして、教室は私にとって癒しの場でもあります。同時に皆さんにも月1回のこの時間が癒しの時間であり、エネルギー補給の場所であればと願っています。一杯の紅茶から広がる世界、皆さんとのご縁を大切にしたいです。そして、紅茶を通じで、いろいろな分野に益々ご興味を広げて、いつまでも探究心、向上心を持ち続け、豊かな毎日を過ごしていただきたいと願っています。

これから紅茶を学んでみたい、という方にメッセージをお願いします。

Salon de Plaisir 真理紅茶教室

「美味しい紅茶を淹れたい」という気持ちがあれば、あとはチョットしたテクニックをプラスするだけで、ビックリする程美味しい紅茶を淹れることがことができます。どんな美味しいカフェやサロンより素敵なティールーム、それはご自分のおうちで楽しむティータイム。ご自分に、ご家族に、お友達に淹れる紅茶と一緒に至福のティータイムをお過ごし下さい。

インタビューを終えて

真理先生は、とても綺麗で女性からみても魅力的な素敵な先生でした。紅茶のことを話してくださる先生はとても楽しそうで、こっちまで幸せな気分になりましたっ♪友達や大切な人と一緒に紅茶で楽しいひと時をすごしたり、一人でくつろぎながらおいしい紅茶を頂いたり、いつものティータイムでも、格別な時間を過ごせそう♪そんな「Salon de Plaisir 真理紅茶教室」には素敵な魅力がたくさんです!!

お気に入り紅茶

■私のお気に入りの紅茶
教室でもプライベートでも使用してるサバランティースクールの紅茶。色・香・味 全て申し分の無い、品質の良い美味しい紅茶です!
そして黒い缶の物は、フランスの紅茶専門店マリアージュフレールのもの。紅茶を学ぶ様になってからは「フレーバーティー」はあまり飲まなくなりましたがマリアージュフレールのマルコポーロは別です!!パリ留学中、学校帰りに友人とマリアージュフレール本店で初めてお茶した時に頂いたのがこのマルコポーロ。衝撃を受けました・・・ 一緒に行った友人と「何~この紅茶~」「美味しい」「美味しい」の連発!紅茶を学びたいと思ったのも、実はこの時から。今でもマルコポーロを飲むとパリの素晴らしい思い出と共にあの幸せな時間に戻ります。

マイセン

■お気に入りのティーポット1
白磁に手書きの花柄のティーポットはドイツのマイセンの物。
昔、母がマイセンに行った際のお土産、大切なティーポット。
この時のエピソードですが、旅の最初にマイセンに行った為、旅行中に割れてはいけないと母はず~と手荷物としてティーポットと一緒に旅していました(笑)

ソワジック

■お気に入りのティーポット2
もう1つのハートのティーポットは、フランス・南仏で生まれたテーブルウエアのブランドのソワジックの物。
パリのルーブル美術館の近くに位置するソワジックの店内は、それはポップで可愛い空間!幸せに包まれます。このティーポットの色違いを、紅茶を一緒にお勉強していた友人の結婚祝いで贈りました。手描きのハートと一緒に幸せな紅茶の時間を演出してくれます。

茶運び人形

■茶運び人形
からくり人形師 九代目 玉屋庄兵衛さんの「茶運び人形」
私が結婚をする際、両親が先生にお願いして作って頂いたものです。この時期、先生が製作された茶運び人形は2体。もう1体は、イギリスの大英博物館に寄贈されました。同じ着物を着る人形はこの2体のみとのお話。この子の兄弟はロンドンで多くの世界中の方々に長く愛される事でしょう。
私も両親の愛、先生の精魂込められたこの人形を長く大切にしていきます。